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freee・マネーフォワード・弥生を比較|取引が少ない個人事業主はどれを選ぶ?

「請求書は月に数件。経費もそれほど多くないけれど、確定申告の前になると帳簿の整理が負担になる」。そんなとき、会計ソフトを使えば楽になりそうと思う一方で、どれを選ぶか迷う方もいるのではないでしょうか。
よく見かけるのは、freee会計、マネーフォワード クラウド確定申告、やよいの青色申告 オンラインの3つです。料金だけを見ても、月額表示と年払い、無料体験と初年度無料が混ざっていて、比べにくいことがあります。
この記事では、ひとりで仕事をする個人事業主・フリーランスに向けて、必要な機能と費用を整理します。操作の速さや使いやすさは未検証のため、公式情報で確認できた条件と、そこから考えられる選び方を分けて説明します。

結論|取引が少ない個人事業主にはどれがおすすめ?

3社のどれかが、すべての人に向いているわけではありません。まずは「何に困っているか」をひとつ決めると、候補を絞りやすくなります。

優先したいこと

比較の入口

確認するポイント

収入・支出から入力を進めたい

freee会計

いつもの取引例で入力の流れを確認

帳簿出力や周辺機能も使いたい

マネーフォワード

ミニと上位プランの出力・機能差

機能をそろえて相談先で選びたい

やよいの青色申告 オンライン

セルフ・ベーシック・トータルのサポート差

これは公式機能をもとにした検討の目安です。「簿記が苦手なら必ずfreee」「安いから弥生」と決めず、いつもの売上・経費をどう入力するかまで確認してみましょう。

気になる候補が見つかったら、料金と機能を見比べてみてください。申込みは、必要なプランが分かってからで大丈夫です。

▶ 条件別のプランと2年総額を確認する

取引が少ない個人事業主が会計ソフトを選ぶ4つのポイント

1. 取引件数|売上だけでなく経費・カード明細も数える

請求書が月3通でも、交通費、ソフトの利用料、通信費、カード払いなどを含めると、帳簿に残す取引はもっと多くなります。「請求書が少ないから、無料枠で足りるはず」と判断する前に、直近1か月の売上と経費をざっと数えてみましょう。

現金払いが多いか、事業用の銀行口座・カードにまとまっているかも確認ポイントです。明細を取り込める場合は転記の手間を減らせますが、取り込んだ内容の確認まで不要になるわけではありません。

2.  確定申告|所得税だけか、消費税申告も必要か

取引数が少なくても、消費税申告の機能が必要なら、最安プランでは足りないことがあります。freeeのスターターとマネーフォワードのパーソナルミニは、上位プランとの機能差を確認して選びましょう。やよいは、サポートの違いでプランが分かれ、各プランの製品機能は同じです。[1][2][3]

消費税の申告が必要かどうかは、ソフトのおすすめプランから判断せず、自分の事業の状況を確認してください。必要な申告が分かってから、それに対応するプランを選ぶと比較がしやすくなります。

3. レシート管理|写真で取り込む枚数の上限を確認する

「取引は少ないけれど、紙のレシートだけはたまりやすい」という方は、読取りの上限も見ておきましょう。freeeスターターは月5枚、マネーフォワードのパーソナルミニは月15件が目安です。どちらも、少ない取引数と少ない紙の枚数を同じものとして考えないことが大切です。[1][2]

枚数に収まりそうかだけでなく、手入力に戻る手間や上位プランの費用も比べてみてください。レシート読取りが必要ない場合は、上限の大きさを重視しなくても選べます。

4. サポート|操作方法と経理相談は対応範囲が違う

画面の操作方法を聞きたいのか、仕訳や申告の進め方も相談したいのかで、必要なサポートは変わります。電話が付いていることと、税務の判断をすべて任せられることは同じではありません。相談できる範囲を公式ページで確認しておくと、契約後の行き違いを減らせます。

レシートの取込上限を比較|月4枚・12枚・20枚なら?

請求書が少なくても、紙のレシートを毎月何枚取り込みたいかで選び方は変わります。以下は紙1枚を1ファイル・1件として、枚数だけを変えた架空の比較例です。freeeスターターの写真等の取込み月5枚、MFパーソナルミニのAI-OCR月15件という公式条件を当てはめています。2社の取込み機能全体が同じという意味ではありません。[1][6]

紙の取込み枚数/月

freeeスターター

MFパーソナルミニ

4枚の例

月5枚の枠内

月15件の枠内

12枚の例

月5枚を超える。手入力や上位プランを検討

月15件の枠内

20枚の例

月5枚を超える。入力方法と費用を比較

月15件を超える。上位プランの条件を確認

上限を超えた分を手入力する運用も含めて比べてみましょう。枚数だけで有料プランを上げる必要はありません。「上位プランとの差額」と「自分が入力・確認に使う時間」の両方を見て、続けやすい方法を選べます。弥生も候補に含め、読取り機能の対象と利用条件は公式案内で確認してください。

3社の料金を比較|1年間でいくらかかる?

Webから契約する個人向けプランの、通常の年払い料金を並べました。表示はすべて税別です。アプリ内課金や特別キャンペーンは条件が異なるため、この表とは分けて確認してください。[1][2][3]

サービス/プラン

年払い(税別)

月払い(税別)

主な確認点

freee/スターター

11,760円/年

1,780円/月

写真等取込み月5枚/消費税申告なし

freee/スタンダード

23,760円/年

2,980円/月

消費税申告/写真等取込み月10GB

MF/パーソナルミニ

10,800円/年

1,280円/月

読取り月15件/消費税申告なし

MF/パーソナル

15,360円/年

1,680円/月

消費税申告/帳簿CSV出力

やよい/セルフ

11,800円/年

年契約

全機能/WebFAQ中心

やよい/ベーシック

22,800円/年

年契約

全機能/操作の電話・メール等サポート

freeeスターターとやよいセルフの通常年額は、11,760円と11,800円で差は40円です。マネーフォワードのパーソナルミニは年10,800円です。最安値だけを見るより、必要な機能とサポートが含まれるかで比べると、自分の仕事に合うプランを選びやすくなります。

年払いの「月○円」は、毎月その金額を払う契約とは限りません。まとまった年額を支払う場合は、無料体験で確認してから契約期間を決めると安心です。

マネーフォワードは2026年12月に料金改定予定|契約時期に注意

マネーフォワードは個人向け有料プランの料金改定を発表しています。2026年12月以降に検討する方は、上の現行料金と混同しないよう、次の予定額も確認してください。[4]

プラン

改定後の年払い

改定後の月払い

パーソナルミニ

10,800円(変更なし)

1,680円

パーソナル

22,560円

2,880円

パーソナルプラス

38,160円

年払いのみ

改定前から契約中の場合は、2026年12月1日以降の更新から新料金が適用されます。また、パーソナルとパーソナルプラスのAI-OCRオプション料金は、同日以降の利用分から廃止予定です。基本料金と読取りの追加費用の両方を見て比べましょう。[4]

freee・マネーフォワード・弥生の特徴と向いている人

freee会計|売上・経費の入力方法を重視する人向け

freee会計の公式サイト・PC版トップ(2026年10月15日撮影)。出典:https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/

freeeの公式ヘルプでは、取り込んだ銀行・カード明細をもとに収入・支出を登録する「自動で経理」の流れが案内されています。請求済みでまだ入金されていない取引の消込や、口座間の移動、私用の入出金の処理も説明されています。[5]

「仕訳という言葉だけで身構えてしまう」という方は、自分の仕事を収入・支出として入力する流れが合うかを見てみましょう。ただし、入力画面が分かりやすそうでも、事業と私用を分けたり、内容を見直したりする作業は残ります。

費用を抑えて所得税の申告に使いたいならスターターが候補です。消費税申告や、月5枚を超えるレシート取込みが必要なら、スタンダード以上の条件を確認してください。チャット・メールのサポートはスターターから案内されていますが、電話はプレミアムが対象です。[1]

▶ freee会計のプランと入力機能を確認する

マネーフォワード|帳簿の出力や周辺機能も比較したい人向け

マネーフォワード クラウドの公式サイト・PC版トップ(2026年10月15日撮影)。出典:https://biz.moneyforward.com/ 総合トップの法人向けキャンペーンは、個人向け比較の対象に含めていません。

マネーフォワードは、最低限の機能を使うパーソナルミニと、機能を広げるパーソナル、電話サポートのあるパーソナルプラスに分かれます。パーソナルミニでも所得税の申告書作成・電子申告が案内されています。[2]

一方で、仕訳帳などのCSV出力や消費税申告は、パーソナル以上との違いがあります。税理士とデータをやり取りしたい方や、将来ほかのソフトへの移行も考えている方は、「入力できるか」だけでなく「必要な形式で取り出せるか」も確認しましょう。[6]

普段使う帳簿の見方や入力方法との相性は、同じ売上・経費の例で試すと分かりやすくなります。今回は実操作していないため、freeeより速い、簿記経験者なら必ず使いやすい、といった評価はしていません。

▶ マネーフォワードのプランと改定予定を確認する

やよいの青色申告 オンライン|料金とサポートで選びたい人向け

やよいの青色申告 オンラインの公式サイト・PC版トップ(2026年10月15日撮影)。出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/

やよいは3つのプランで製品機能が同じなので、サポートの必要性から選べます。WebFAQで調べながら進めるならセルフ、操作を電話・メール・チャットで聞きたいならベーシック、仕訳・経理業務・申告の相談も必要ならトータルが候補になります。[3]

公式機能には、かんたん取引入力、金融機関の明細取込み、請求書連携、申告書の作成・e-Taxが案内されています。「会計だけ整理したい」「請求書は今のMisocaを使いたい」という方は、現在の仕事の流れをどこまで引き継げるか確認してみましょう。[7]

セルフ・ベーシックには、条件を満たす申込みで初年度無料のキャンペーンがあります。ただし、ずっと無料という意味ではありません。2年目の年額と、更新前の停止手続きもあわせて確認しましょう。[3]

▶ やよいの青色申告 オンラインの無料条件・サポートを確認する

無料で確定申告までできる?3社のお試し・初年度無料を比較

無料登録ができること、一定期間試せること、申告書を出力・提出できることは別々です。まず画面を確認したいのか、今回の申告まで終えたいのかを分けて考えると、無料の表示で迷いにくくなります。

freeeはお試し後にプラン未契約へ切り替わり、閲覧・出力などに制限があります。お試しでは申告内容の入力までが案内され、有料プランと同じ範囲で申告書を出力できるわけではありません。[8]

マネーフォワードの無償利用状態は、1会計年度50件までの仕訳登録などに制限があります。事業所得の申告書出力については、無償利用・トライアル・有料プランの機能表を確認してください。雑所得や控除のみの申告には別の扱いがあるため、単に「50件以内なら申告まで無料」と考えないようにしましょう。[6]

やよいの初年度無料は、有料プランをキャンペーン条件で契約する形です。2027年3月15日までの申込みが案内され、決済方法の登録などの条件があります。無料期間の長さだけでなく、その後の契約も確認してください。[3]

会計ソフト選びで失敗しないための3ステップ

STEP1|確定申告に必要な機能とサポートを確認する

所得税だけか、消費税も必要か。操作は自分で調べるか、電話で聞きたいか。先にこの2つを整理すると、最安プランが使えるか判断しやすくなります。税理士に依頼している場合は、受け渡しの形式や利用中のソフトも聞いておきましょう。

STEP2|売上・経費を1件ずつ入力する流れを確かめる

架空の売上と、よくある経費を1つずつ用意して、入力手順を比べます。売上の発生日と入金日が違うとき、私用の支払いが混ざったとき、後から修正したいときに、どこを操作するかを確認してみてください。

例は「仕事の代金が後日振り込まれる」「ソフトの利用料を事業用カードで払う」など、自分の仕事で繰り返す場面で十分です。本番データをむやみに登録せず、各社の体験・デモの条件に合う方法で確認しましょう。

STEP3|初年度と2年目以降の料金を比較する

最終候補が決まったら、契約方法、通常年額、キャンペーン終了後の金額、追加料金、更新日をひとまとめに確認します。試すだけの登録と、有料契約の手続きを分けて進めると、納得して選びやすくなります。

関連記事|会計ソフトの無料範囲・青色申告・請求書管理

▶ 申告まで無料で進められる範囲を確認する

▶ 青色申告の条件別プランと2年総額を確認する

▶ 請求書の発行から整理したい方は、Misocaの使い方へ

freee・マネーフォワード・弥生の比較でよくある質問

取引が月数件なら、最安プランで十分?

消費税申告、レシート読取り、帳簿の出力、サポートなどが必要な場合は、取引数だけでは決められません。必要な機能が含まれるなら、最安プランが候補になります。[1][2][3][6]

Misocaで請求書を作っていれば、会計ソフトは必要ない?

請求書づくりと、売上・経費を記帳して申告書を準備する作業は役割が異なります。請求書を整理できていても、経費や入金、帳簿をどう管理するかは別に決める必要があります。Misocaの使い方は別記事で確認できます。

自動仕訳なら、取引を確認しなくても大丈夫?

明細取込みや候補の提示は、入力の手間を減らすための機能です。私用の支払い、二重登録、内容が異なる取引などは、自分の事業に合っているか確認しましょう。初めて使う場合は、よくある取引を少数ずつ確かめると進めやすくなります。[5]

簿記初心者でも使いやすい会計ソフトはどれ?

今回は3社を同じ条件で操作していないため、使いやすさの順位は付けていません。自分で入力の流れを追えるか、分からないときに調べられるか、必要なサポートがあるかの3点で比べてみてください。

まとめ|取引が少ない個人事業主は必要な機能と総額で選ぼう

取引が少ない個人事業主なら、高機能なプランを最初から選ぶ必要はありません。必要な申告、紙のレシートの量、出力したい帳簿、相談先を整理して、自分に必要な範囲から選んでみましょう。

収入・支出の入力の流れを確認したいならfreee、帳簿出力や周辺機能の条件を見比べたいならマネーフォワード、機能をそろえたままサポートで選びたいならやよいが検討の入口になります。これは公式仕様に基づく目安です。最後は、同じ取引例で入力の流れを確認して決めると安心です。

▶ freee会計の最新料金・利用条件を確認する

▶ マネーフォワードの最新料金・改定予定を確認する

▶ やよいの青色申告 オンラインの最新料金・無料条件を確認する


【出典】

[1] freee 個人事業主向け料金プラン:
https://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/pricing/

[2] マネーフォワード 個人事業主向け料金https://biz.moneyforward.com/price/individual/

[3] やよいの青色申告 オンライン料金:
https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/price/

[4] マネーフォワード 料金改定(2026年9月24日公表):https://biz.moneyforward.com/support/plan/news/20260924.html

[5] freee 自動で経理:
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/115005326706

[6] マネーフォワード プラン別機能:
https://biz.moneyforward.com/support/tax-return/faq/price/p12.html

[7] やよいの青色申告 オンライン機能:
https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/function/

[8] freee 個人プラン・未契約の制限:https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/213726523